せきしろ×又吉直樹『カキフライが無いなら来なかった』

自由律俳句の本。まずもって、469句を詠んだのが凄いことで、しかもアベレージが高い。世間に対する軽い違和感を明示的にしている、といえば言い過ぎだが、生きるって大変だなぐらいは思わせてくれる一冊。私が好きな句をいくつか抜粋。

転んだ彼女を見て少し嫌いになる
「ヘビ玉ならまだあるぞ」の言葉は飲み込んだ
旅先で聴いて少し好きになった嫌いな曲
偶然保護色になっている女
新館本館どちらの裏か再度番長に聞く
側転をしてはこちらを見てくる少女
独りだから静電気を無視する
よく知らない人だけど髪切ったのは一目瞭然
異性を意識しただけのパーマ
この雨で一番濡れている人登場
ACミラン対ローソンみたいな色の草サッカー
阿呆な人が的確なアドバイスをくれた
まだまだくすぶれる

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