R.A.Heinlein『銀河市民』

ラスト尻切れ気味の貴種流離譚。主人公ソービーは奴隷からはじまって、貴族の当主にまでなるんだけど、今ひとつ努力が足りないというか、あまり目的意識のないやつなので、読んでるこっちも気分が盛り上がらない。悪い意味でコンプレックスの足りないやつなんだと思う。
たとえば奴隷時代の自分にすごいコンプレックスを持っていて、ある日、過去を知る女性がやってきて「過去をばらされたくなかったら、今日からお前はポチよ」「……はい」。で、屈辱を耐え忍びながら、やがてそれが歓びに――とか、そういうストーリーだったらすごいよかった。単に私の好みですけど。

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